事業目的

令和4年度事業計画

 昨年はコロナ禍の新しい生活様式や新しい働き方などが世の中に浸透した1年でした。通関業者で働く私たちもWITHコロナの行動様式によって新しい気付きを得ることが出来ました。

 テレワークはオフィスへ出勤する機会を減少させ通勤時間を減らしました。満員電車や通勤時間の長さは多くの社会人のストレス原因です。余暇時間の増加によりプライベートを有効に使えることは、ワークライフバランスの充実に繋がり、QOL(Quality of Life)の向上が見込めることを実感した方も多かったのではないでしょうか。

 オフィス勤務では、他のメンバーと密にコミュニケーションを取りやすい一方で、個人で集中して取り組む作業などは中断されやすい傾向にあります。テレワークでは直接話しかけられる機会はほぼないため、オフィス勤務に比べると比較的一つの業務に集中しやすい環境であると思います。

 またダイバーシティ推進の意識も高まりました。労働者は「日本国籍・健常者・男性・60歳以下」の人材を主力としていくことは困難になってきている現状があります。通関業者が成長していく上で、様々な属性、またそれに伴う多様な考え方を受け入れていくことは不可欠になっています。

 通関士部会新年度活動も依然としてコロナ禍の影響を受けることになると予測されますが、WITHコロナを前提とした令和4年度事業計画案を下記の通り策定致しました。

  1. 税関当局との連携
    (1)税関当局に対する意見・要望の発信
    (2)税関当局との行事への積極的参加(税関行政、通関業務についての情報発信)
    (3)税関当局によるテロ関連物資及び社会悪物品の水際取締りに対する積極的な協力

  2. 通関業務の調査・研究
    (1)日本通関業連合会並びに全国各通関業会との連携
    (2)諸外国の通関関連制度等の情報収集
    (3)テレワーク、ペーパーレス業務構築に向けた各種規定や手順の見直し検討

  3. 分科会活動の充実
    (1)認定通関業者のAEO推進について意見交換と情報共有の実施
    (2)WEB通関手帳(通関お役立ち情報)の立ち上げ
    (3)ダイバーシティ推進
      (通関業務におけるアンコンシャス・バイアスの洗い出しと意識改革等)

  4. 通関士の知識並びに資質の向上、適正通関のための教育活動
    (1)通関士研修の開催
    (2)法令に関する調査、研究、情報の収集・伝達
    (3)WEBセミナー等の企画・実施

  5. 会員との連携
    (1)ホームページを活用した情報提供と会員間相互コミュニケーションの推進
    (2)若手通関士、通関士有資格者の参加できる業会活動推進
    (3)各地区会員・各地区通関協議会との連携及び協力

  6. その他
    (1)通関業務従業者研修の支援
    (2)その他必要な事項

会員皆様のご理解とより一層のご支援・ご協力のもと活動を実施致したく、積極的な参加をお願い申し上げます。

以上

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